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「トスカーナ発
スローライフのすすめ」より
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| 日本ではあまり馴染みのない、イタリアの著名人やタレントを紹介するコーナーです。 |
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ギリシャの古典叙事詩『オデュッセイア』をモチーフに、
現代のヨーロッパで展開する壮大な流浪の物語「西のエデン」で、
寡黙だが陰翳の深い表現力で現代のユリシーズを好演しました。
ベルリン映画祭出品作の本作で、国際的デビューを飾りました。
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女優サルマ・ハエックとフランス人実業家フランソワ・アンリ・ピノー氏
との結婚式に出席するリッカルドとヴァレリア。
ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場で行われた仮面舞踏会には、
新婦の元彼のエドワード・ノートン、ペネロペ・クルス、
シャーリーズ・セロン、U2のボノから、フランスのシラク前大統領
まで、華麗な招待客が出席しました。
ヒゲを蓄えて少し背伸びして、フォーマルな場に彼女をエスコートする
姿も初々しかったです。
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Riccardo Scamarcio リッカルド・スカマルチョ (俳優)
1979年11月13日 プーリア州 トラーニ生まれ
今回はイタリアの若手俳優の中でも人気絶頂で、来年にかけても新作や
話題作が目白押しのリッカルド・スカマルチョを紹介します。
彫りの深い顔立ちにブルーグリーンの意志の強さを示すような目元、
無造作なカールの黒髪と、日本人から見るとかなり濃いラテン的な雰囲気で
好みの分かれるところですが、いくつかの作品が日本でもDVD化されて
いますので、ご覧になってみて下さい。
1979年南イタリアのトラーニで生まれたリッカルドは少し問題児だった
そうで、高校時代に学校から母親がたびたび呼び出されることがありました。
画家でもある母の悩みの種だったようですが、16歳の時に友人の勧めもあり、
ローマへ移り俳優の道を志します。
Centro Sperimentale di Cinemetografia で演劇を学びましたが、ここでも
長続きせずに中退してしまいました。
この学校のホームページでは、彼のことも卒業生の欄に掲載していて、
後に人気が出た俳優はよい宣伝になる金の卵なわけです。
その後は地道に舞台経験を積み、’01年にドラマ”Compagni di
scuola”に出演しました。
高校のクラスメイト役だったブランド・デ・シーカやラウラ・キアッティ、クリスティ アーナ・
カポトンドら、彼とともにブレイクした俳優たちもいます。
この頃は女たらしでチャラチャラしたイメージの男の子のイメージが強かったのですが、
'03年 ”Ora o
mai piu'”(ルチーオ・ペレグリーニ監督)で爆発的人気を決定づけました。
野生的なルックスとは裏腹に、繊細で傷つきやすい青年像は共感を呼び、
若手俳優のうち最も有望視されるようになりました。
'04年のカルト的な人気の小説を映画化した”Tre metri sopra il cielo”
(ルカ・ルチーニ監督)は、ゴールデン・グローブ賞新人賞を受賞しました。
”L'odore del sangue”(マリオ・マルトーネ監督)ではファニー・アルダン、ミケーレ・プラチドら
大御所俳優と共演して演技を磨き、監督業もこなすプラチドから後に
何度かキャスティングされるきっかけになりました。
'05年には”Tre metri
sopra il cielo”の成功により、同監督作品のコメディ”L'uomoperfetto”で、
ナストリ・ダルジェント賞の助演男優賞を受賞しました。
ヴェネツィア映画祭出品作”Texas”(ファウスト・パラヴィディーノ監督)では、ラブシーンを演じた
ヴァレリア・ゴリーノと交際するきっかけになりました。
プラチド監督は彼のまっすぐに見つめる目力の強さ、ふて腐れたような表情から、
屈折したギャングスター役に起用したという「野良犬たちの掟」で、新境地を開拓しました。
'06年”La faccia
nera”では初めて歴史ドラマにも 挑戦しました。
オムニバス映画「恋愛マニュアル2」(ジョヴァンニ・ヴェロネージ)では、医学療法士役の
モニカ・ベルッチと官能的なラブシーンを演じました。
'07年「マイ・ブラザー」(ダニエレ・ルッケティ監督)では、イタリアのアカデミー賞にあたる
ダヴィデ・ディ・ドナテッロ賞の助演男優賞を受賞しました。
”Ho voglia di te”(ルイス・プリエート監督)は、”Tre metri sopra il cielo”と同じ人気作家
フェデリコ・モッチャ原作で、彼は青春映画で不動のスターとなりました。
'08年頃から彼はジョヴァンニ・ヴェロネージ、セルジオ・ルビーニ、ミケーレ・プラチド
といったイタリア映画界のヒットメーカーの監督から引っ張りだこになり、次々に
多彩な役をこなし演技派の道を歩んできました。
日本でも公開されている「明日のパスタはアルデンテ」(フェルザン・オズペテク監督)
では、なかなかカミングアウトできないゲイの青年役という微妙な役どころを演じました。
今年は「恋愛マニュアル3」、「ロミオとジュリエット」のロミオ役として舞台にも出演しました。
来年公開予定のウッディ・アレン監督”The Bop Decameron”は、すでにローマで
クランクインしています。
来年も” Il rosso e il blu”(ジュゼッペ・ピッチョーニ監督)、”Cosimo e Nicole”
(フランチェスコ・アマート監督)と新作の公開が決まっていて、今やイタリア映画界には
欠かせない俳優に成長したと言えるでしょう。
私生活では'05年の共演以来、14歳年上の女優であり映画監督のヴァレリア・ゴリー ノとの
交際で話題騒然となりました。
それまではティーンエイジャーのアイドルだったリッカルドは、レッドカーペットを大人の女性を
仲睦まじくとエスコートする姿に、かなりやっかみを受けることもあります。
ゴシップ誌はしばしば撮影の合間に女優とバスローブ姿でいる場面や、スタッフ同士の
食事会後に女優と挨拶のキスを交わしている場面をスクープとして掲載し、思わせぶりに
スキャンダルのように報じています。
そんな 記事も二人で大笑いしていると、動じることもない強い絆があるそうです。
またリッカルドの元彼女が彼との愛を自伝的小説にして出版した時も、別に二人の間には
何も変わりはありませんでした。
彼は元彼女とは10年間つきあいがあり、ヴァレリアも俳優でプロデューサーの
ファブリツィオ・ベンティヴォーリオと10年間のつきあいを経て、それぞれの恋愛経験が
今の関係によい影響を与えているように見えます。
イタリアには”年取った雌鳥はよくダシが出る”ということわざがあり、キャメロン・ディアスと
ジャスティン・ティンバーレイク、デミ・ムーアとアシュトン・カッシャーなどのカップルを
例に挙げ、女性が何歳も年上の場合は、男性に人生の酸いも甘いも教える指南役に
なってくれると考えられています。
確かにまだあどけなさの残っていたリッカルドは、この6年間のヴァレリアとの交際によって
磨きがかけられ、セクシーな魅力のある俳優に成長してきています。
彼は30代に人気絶頂となったラウール・ボーヴァにも例えられ、ラブストーリーからコメディ、
警官役からギャング役まで幅広く演じ、クールな顔とおちゃめな顔を使い分けられる所も
共通しています。
これから彼が30代に充実した役者人生を歩んで、成熟した大人の俳優になっていく姿を
見守っていきましょう。
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