Daniele
Liotti ダニエレ・リオッティ (俳優)
1971年1月1日 ローマ生まれ
1000人のイタリア女性に「最も美しいイタリア男性は?」というアンケートを実施したところ、10位にランクインした俳優です。
1位にはラウール・ボーヴァ、3位にアレッサンドロ・プレツィオージ、6位にガブリエル・ガルコと、
これまでこのコーナーでも紹介してきた俳優たちがランクインしています。
上記の美男に共通して言えるのは、黒髪にブルー系の瞳、筋肉美の肉体の持ち主というポイントです。
言わばイタリア美男の王道の条件にぴったり当てはまるのが、今回のダニエレです。
それにしても彼が10位とは・・・イタリア人俳優の層の厚さを実感する結果でした。
精悍なマスクにクールな雰囲気、それに反して白い歯がこぼれる笑顔は人なつっこく、これまで非常に難しい役どころも
こなしてきたダニエレの幅広い側面がうかがえます。
現在38歳と俳優としてさらに円熟期を迎え、大人の男の色気も漂わせ、イタリア映画界を担っていく頼もしい存在でもあります。
ローマで生まれたダニエレは、サッカー選手を短期間やった後、俳優に転身しました。
ちなみにマルコとロベルトの二人の兄弟は歌手という、芸能一家でもあります。
特にマルコはフィフティ・フィフティというグループのメンバーで、ソロのソングライターとして評価を得ています。
’95年にテレビドラマ"Non parla piu'"、映画"Bidoni"でデビューしました。
’97年のコメディ作品"Stressati"で、彼の軽やかな芸達者ぶりが広く受け入れられていきます。
映画界に入ってからの親友ヴァレリオ・マスタンドレアと共演した’98年の"Cesceranno i carciofi a Migongo"
(フルヴィオ・オッタヴィアーノ監督)のヒットにより、さらに同監督が二人をキャスティングして
"Abbiamo solo fatto l'amore"が製作され、成功を収めました。
この頃から外国映画への出演も増え、スペイン映画"Bajo Bandera"、
アルゼンチン映画"Piedras"、ドイツ映画"Broken Hearts"さらにディズニー映画"ダイナソー"で恐竜役の吹き替えも担当しました。
’01年のスペイン映画"女王ファナ"では、その容姿の美しさを歴史に残すフィリップ美公役を演じました。
ハプスブルク家の皇太子にしては、かなりラテン的な濃い雰囲気でしたが、中世の豪奢な衣装をまとった姿は、
バロック的な美しさを体現していました。
この作品のイメージが評価され、歴史物への出演が続きます。
パドヴァの聖人役"San'Antonio"、身障者の子供を保護する活動に貢献した司祭役"Don Gnocchi"と
社会性のある役どころを演じて感動を呼びました。
’02年には"Il fuggiasco"で冤罪事件で投獄され、バルセロナ、パリ、メキシコへと逃亡する犯人役を演じました。
この映画を通じて人権問題について語り、オピニオン・リーダー的な存在にもなってきます。
テレビドラマ"Il bell'Antonio"は、’60年代にマルチェロ・マストロヤンニが主演した「汚れなき抱擁」のリメイクです。
ハンサムな青年アントニオは、ナイーブすぎて結婚した妻と愛し合うことができない、”インポテンツ”というデリケ−トなテーマに挑戦しました。
ダニエレの「マストロヤンニは比類のない存在で、同じ役を演じられるのは誇りに思う。
まだ自分の少ないキャリアでは何とも言えないが、10年後には彼の後継者として活躍していたい。」というコメントのように、
イタリア映画界で確固たる地位を築きつつある昨今です。
’06年"Il buono,il brutto,il cattivo "は、続「夕陽のガンマン」のリメイクで、クリント・イーストウッドが演じた役を演じました。
’07年"The final inquiry"では、古代ローマの参謀役で、ドルフ・ラングレンやマックス・フォン・シドーと共演し、
国際派の俳優へと飛躍します。
昨年は短編映画"Basette"(=もみあげ)というユーモラスなタイトルの「ルパンV」の実写版に、ゴエモン役で出演しました。
日本刀のさばきも堂に入っていて、フジコ役のルイーザ・ラニエリと共に、イタリア版のブルーリボン賞の最優秀俳優賞と女優賞を受賞しました。
まだ独身のダニエレですが、かつての彼女との間に子供もいます。
先月ジョージア・スリーナという司会者と熱いキスをしている姿がスクープされ、彼の膝の上に乗ってむしろ女性の方が積極的な様子に、
ファンからはかなりなブーイングです。
以前インタビューに答えて、「これまで沢山裏切られもしたし、裏切りもした」と話していましたが、今回も長年のフィアンセと言われていた
弁護士の彼女を裏切ってしまうのでしょうか?
彼の場合は実際は恋愛には慎重なのに、女性の方がアプローチしてきてしまうのかもしれません。
ワイルドかつ繊細な相反する魅力をもつダニエレの今後の活躍を見守りましょう。